ポジティブシンキングLife

好かれると思って告白しよう!

■切れない包丁ではトマトはうまく切れません

歳をとると、さほど物事に動じなくなります。高校生の時は、好きな男性に告白をすることを考えただけで胸がドキドキしました。まだ告白もなにもしていない、あこがれの男性を見ているだけで、息をするのも苦しくなっていました。30歳を超えると、そういう経験をすることがぐっと減ります。素敵な男性にさりげなく声をかけてお話をするテクニックくらいは持ち合わせているので、ドキドキするくらいなら、さっと寄って行ってさりげなく声を掛けて話をします。あるいは、「ああ、格好良い男性だな」と見過ごして終わります。声を掛けたところで、がっかりするのがイヤだとか、声をかけて面倒に巻き込まれたら嫌だとか、瞬時に頭のなかでいろんなことを考えているのだと思います。

切れない包丁でトマトを切ることは出来ません。トマトの皮がなかなか切れないし、力を入れて切ったらトマトの中身がぐちゃぐちゃになって出てきます。包丁はわたしたちの感性で、トマトは素敵な男性です。包丁は常に磨いた方がいい。つまりいくつになっても、素敵な男性には声を掛けてみるといいと思います。逆ナンパを推奨しているのではありません。自分の人生にとって有益だと思うような相手であれば、積極的に声をかけて仲良くなりましょうというお話です。積極的に生きようと思えば、常に包丁は切れ味よく保つことです。

急ぐにに間に合うように

■せっかく包丁を切れ味よく手入れしていても

トマトの切り方を知らないとどうにもなりません。つまり、どう声を掛けるかを知らないと素敵な男性と話をすることはできません。どう声を掛けるか。素直に「素敵ですね」と言うことです。アホみたいな話ですが「素敵なネクタイですね」とか「素敵な時計をしていますね」とか、とにかく相手を誉める一言が言えたら、すっと話が始まります。

たいていの人は声をかけて嫌われたらどうしようか?と、へっぴり腰になりつつ、声を掛けます。そこが致命的になって、緊張が緊張を呼んで、すべてが崩れていきます。 最初から、「私は好かれる」と思って声をかけましょう。「私は好かれる」と思えるのは、たいした自信のように思うかもしれませんが、急に素敵な男性が目の前に現れても、自信を持って声を掛けられるということは、それまでの生活のなかで自分に自信を持てるようななにかをしているから自信が持てるということです。自信の持ち方は人それぞれですが、結論だけ言うと、常に自分らしく生きていることが、自信を持つ生き方に繋がります。

自分らしさのつくりかた

■自分らしく生きるというのは、私たち女性の永遠のテーマ

そういうことを書いている本はたくさん出ています。メイクはこうしましょうとか、お洋服はこういうふうに着こなしましょうとか、とにかく、書いていないことがないくらい日常生活ほぼすべてのことにおいて、あらゆることが書かれています。 自分らしく生きるためには、したくないことをしたくないと言おう。こういうことが書いてある本はあまりありません。物心ついた小学校中学年くらいから現在に至るまで、自分らしく生きている人を見たことはあると思います。クラスメイトを見ていても「この子、自分らしく生きてるな」と思ったことがあると思います。

自分らしく生きている人は、自分がなにに向いているのか、良く知っています。同時に、なにに向いていないのかもよく知っています。だから、物事をやる時に無理というものがありません。常に自然体でニコニコしながら、成功したり失敗したりしています。失敗してもあまり気にしているふうでもありません。どこかひょうひょうとしています。 私たちオトナはしなくてはいけないことの連続です。

会社にも行かなくてはなりません。光熱費だって払いに行かなくてはなりません。ゲームもしなくてはなりません。メールの返信も打たなくてはなりません。どんなことであっても、自分のペースで自分らしくやっていく習慣をつけましょう。たとえ完璧にできなくても、それで全然OK。完璧なふりをするとか、出来ないことを無理に相手のペースに合わせてやろうとするから、そこから不幸が始まるのです。相手のペースで物事をすすめてうまくいくことなど、まずありません。そこまで人は器用にできていないのです。

相手に悪いなと思っても、相手のペースに合わせなくてよろしい。出来ないことを素直に伝えることのほうがずっと大切です。 よく切れる包丁と、トマトの切り方さえ知っていれば、人はずっと楽しい人生を送ることができます。どうトマトを切るのか、考えただけでワクワクします。トマトを切らないで、トマトの皮をむいて、お湯に晒して、湯むきをしてもいいと思います。おいしいトマトペーストが出来ます。切れる包丁とトマトの切り方という基本がしっかりあれば、アレンジの仕方は無数にあって、それを考えるだけでもワクワクする人生が送れるというものです。